導入事例 · 三重県 伊勢市(日本)
窓口まで案内してくれる市役所。
三重県伊勢市と伊勢市視覚障害者福祉会が市役所で NaviLens を実証。正面玄関から福祉窓口までの約50メートルに約50枚のタグを設置し、視覚障害のある利用者が歩き、中日新聞が取材した。

2022年1月30日
伊勢市役所で実証実験
約50枚
床と壁に貼られた NaviLens タグ
約50 m
正面玄関から福祉窓口まで
10名以上
福祉会+ボランティア+市職員
クライアント
Ayuntamiento de Ise
& 伊勢市視覚障害者福祉会
三重県 伊勢市(伊勢市)は伊勢神宮の鎮座地であり、国内外から多くの観光客が訪れる都市。視覚障害のある住民への支援プログラム(在宅訓練、盲ろう者向け通訳など)を独自に展開している。
伊勢市視覚障害者福祉会 — Blind Welfare Association Ise(isebl.com)は1世紀以上の歴史を持つ、視覚障害者・ロービジョン当事者の地域組織。伊勢市役所とともに、2022年1月30日の NaviLens 実証実験を、みえバリアフリーツアーセンター(鳥羽市)の協力のもと企画した。
§ 課題
行政が読まなくても伝わるように。
- 01
案内表示が見えなくても正しい窓口へ
テストルートは正面玄関と、東館1階の高齢・障がい福祉課窓口を結ぶ短い経路。地図上はわずかな距離だが、ガラス壁、番号付きカウンター、日本語のみの掲示が並ぶ。
- 02
「当事者と」設計、「当事者のために」ではなく
実証は伊勢市と伊勢市視覚障害者福祉会が自ら推進。3名の視覚障害当事者が白杖とスマートフォンで館内を歩き、終了後に何が良く、何を改善すべきかを話し合った。
- 03
国際観光にも使えるレイヤー
神宮を擁する伊勢には多くの観光客が訪れる。終了後の議論では、自販機、食堂メニュー、観光ルートにもタグを広げる案が出た — NaviLens が日本語を含め多言語に対応していることを生かして。

§ ソリューション
玄関から窓口までのアクセシブルな経路。
紙に印刷した NaviLens タグ約50枚を、数メートル間隔で床と壁に設置。正面玄関から高齢・障がい福祉課窓口までの約50メートルをカバーする。アプリは次のポイントと目的地までの距離を音声で案内する。
建物への設置工事はなし。印刷物と来訪者のスマートフォンだけ。MTA ニューヨーク、EUIPO アリカンテ、神戸市役所などで既に案内しているのと同じアプリ。
§ タイムライン
公開で議論された実証実験。
- 2022年1月30日
伊勢市役所での実証実験
伊勢市と伊勢市視覚障害者福祉会が NaviLens の公開実証実験を実施。視覚障害のある3名がスマートフォンを使い、正面玄関から東館1階の福祉窓口までの約50メートル、床と壁に印刷した約50枚のタグが設置された経路を歩いた。
- 2022年1月31日
中日新聞による報道
地域紙の中日新聞が「音声アプリで歩行を楽に」と題した記事を広域三重版(10面)に掲載。鈴木沙弥記者の署名記事で、津市の内田順朗さん(71歳)が5番窓口前でアプリを使う写真が添えられた。
- 実証後
改善検討会:自販機・メニュー・観光
みえバリアフリーツアーセンター(鳥羽市)や伊勢志摩の市職員も参加。タグを自販機、食堂メニュー、さらにアプリの多言語性を活かして外国人観光客向け案内にも広げる提案が出された。
§ 各メディアの声
中日新聞と伊勢市視覚障害者福祉会の声。
“音声アプリで歩行を楽に — 伊勢市と同市視覚障害者福祉会は三十日、視覚障害者向けの音声案内アプリ「NaviLens(ナビレンス)」の実証実験を同市役所で実施した。視覚障害のある三人がスマートフォンで実際にアプリを使いながら庁舎内を歩き、感想や改善点を話し合った。”
“庁舎の正面玄関から、隣接する東館一階の高齢・障がい福祉課窓口までの約五十メートルを歩いた。紙に印刷したタグが床や壁などに数メートル間隔で設置され、目的地までの距離なども表示された。”
“「食堂や外国観光客にも活用を」 — 参加した津市の内田順朗さん(七一)は「建物の入り口にたどり着くのに役立つ。通路が狭いか広いかなどの情報もあるといい」と話した。”
§ 成果
建物に何も設置せずに実現するアクセシブルな行政。
アプリ1つ
NaviLens は無料 — 市独自アプリは不要
ハードウェア 0
印刷した案内を床と壁に貼るだけ
多言語対応
数十言語の音声案内 — 国際観光にも有用
§ あなたの拠点は?
オフィスを42言語で迎えることができます。
建物、サービス、来訪者についてお聞かせください。NaviLensが拠点を真にアクセシブルにする方法をお見せします。


